ISOはスイスジュネーブに本部がある非政府機関International Organization for Standardization 国際標準化機構の略称です。主な活動は、世界中どこでも通用する決まりを制定する事で、ISOが制定した規格はISO規格と呼ばれています。ISO規格は国同士の取引をわかりやすく公平にするために、サービスや品物に対して世界を通して同じ品質、そして同じレベルで物を提供したいという国際的な決まりを作っています。製品だけてなく会社の品質活動や環境活動を管理するための決まりもISO規格が役にたちます。これらの決まりは、マネジメントシステム規格と呼ばれています。マネジメントシステムを運用するのは個人ではなく会社全体です。会社内にいる人々が同じ目的を果たすためにはマネジメントが必要になります。会社として皆で共通のルールを作り守る事によって運営されていきます。ISOにおける規定の内容は具体的に何かをする事ではありません。ISOは国際規格ですがISO規格で求めているものは顧客対応について決めなさい、手順について決めなさいという事のみです。つまり、自分の会社ではアウトにするかセーフにするかというルールを決める事なのです。ISO規格は自由度が高いのでどのように解釈するのかが重要になります。自分の会社に合ったシステムを作るのがポイントです。 ISO規格を定める事によって快適で安全に働ける会社になるようにしましょう。