今回は親と子の感動ビジネスストーリーだ・・・うっ(泣)
最初から泣いてますけど。
そして、結局何を言いたいのかいまいち分からないわね。
それでは、インタビューに協力してくれたNobuoさん、簡単に自己紹介をお願いします。
Nobuoです。
もともとは文化事業の会社で働いていましたが、仕事をしていくうちに出版事業の会社を開いて、今まで関わってきた分野に関する本を出版したいと思うようになりました。
出版事業をおこしたいという目標が昔からありました。
そのため最初にいた会社で様々なコネクションを作り、コンテンツのアイデアがまとまってきたころに起業しました。しかし銀行からの融資はなかなか受けられず、決して好調な滑り出しとはいえないものでした。
目次
出版をメインの事業とする会社を設立したものの、創業時は予想以上に色々なことに資金がかかってしまいます。会社を作って間もなくの頃は、信用の点でどうしても劣ってしまうため、金融機関から融資を断られることも多くありました。
本来であれば、事業収入から必要資金がまかなえればいいのですが、ビジネスを始めた当初は設備投資や人材確保などに資金を使うことが多く、とても追いつきません。売り上げを上げるためには、人を雇い続けなければならず、宣伝費なども多くかかってしまいます。その反面で、資金はどんどん減っていくため、会社を作った当初は毎晩のように頭を抱えていました。
時折、実家の両親から電話がきても「大丈夫、心配ないよ」と返すのが精一杯でカラ元気でどうにか過ごすような毎日だったことを覚えています。
ただ、売り上げがあがらなくても、毎月の事務所の家賃や人件費はかかるものです。
何度も金融機関に融資の申し込みをしに行くも、ことごとく断られました。「このままでは会社がもたない」と途方に暮れていた私に、いつものように両親からの電話がきました。両親のほうから「お金は足りているのか」と言われ、その時の私は我慢していた感情が堰を切ってあふれ出しました。「実は、どこの銀行からも融資を断られて……」、夜遅い時間に外出先で両親にこれまでの経緯を説明しました。電話をしながら、思わず涙がこぼれてしまったことを今でも覚えています。
男の涙・・・
沁みますね。
一通り話を聞いた父親が「分かった」と言い、翌日には遠方から車を走らせて、私の家を訪れました。
その時の私は嬉しさを感じる一方で、年老いた両親に苦労をかけさせてしまって申し訳ないといった気持ちがこみ上げてきました。テーブルに差し出された茶封筒には、私が必要だと言っていた金額が入っていました。なかなか受け取らない私に対して、父親は「こんなところで諦めてはいけない」と強い口調で言い、私の手に封筒を手渡してくれました。
会社を作った当初は、何でも自分一人でできる気持ちになっていましたが、やはり困った時こそ家族というものの大切さが身に沁みました。
ダディ・・・!!
お金を元にさらにビジネスに打ち込んでいきました
。今は経営も軌道に乗り、両親から借りたお金も全額返し終わりました。会社に対する信用もつき、銀行からの融資もできています。自社から出す書籍も、次第に業界での認知度を得ました。あの苦しい時に、両親が出してくれたなけなしのお金がなければ、今の私の会社はありません。
私自身がそうした体験をしたことで、自分の親だけではなく、従業員の両親たちにも心配をかけないように日々経営に取り組んでいます。
お金っていうのは大きな問題にもなりかねないから、できれば友人からは借りるべきではない。
損得抜きで支えてくれる家族っていうのはかけがえのない存在なんだ。
プライベートでは僕も一人の父親なので、子供の最大の味方になれるよう日頃から心がけています。