今回は会社経営には欠かせない、人材の確保に関する記事だ。
僕も誰かに確保されたいです・・・
でも大きな企業ならまだしも、スタートアップの企業でよい人材を集める、てなかなか難しいのよね。
それでは、インタビューに協力してくれたRyoさん、簡単に自己紹介をお願いします。
Ryoです。
会社勤めを経た後、自分で出版社を起業し、今は経営と人材育成に徹しています。
私が出版会社を立ち上げたときは、出版するモノ自体のことしか考えていなくて、人材確保のことはそこまで考えていませんでした。
ですが、思った以上に人材が集まらず、最初はメンバーを集めるためにひたすら色んな人と出会っていました。
目次
会社経営をするためには、どんな業種であれ、人材が集まらないことには始まりません。しかし、起業をして間もない頃は会社に対する信用もなく、なかなか人材集めに苦労をします。
出版系の会社を経営していた私も、刊行する書籍の知名度も低い状態であり、人材の確保には苦労をしました。「どんな本を作るか」と同時に、とにかく人材を集めることが経営課題として重要だったのです。
自社のホームページに求人情報を書いたり、ハローワークなどの公的機関に人材募集をかけたりもしました。ただ、多くの応募があっても、自社の事業に合った人材を見つけるにはそれだけでは足りません。
そこで、私はあらゆる人脈を使うことにしました。
以前勤めていた職場・親兄弟からの紹介・学生時代の友人や知人からの紹介・取引先、時にはお客様から紹介してもらうといったことまでしました。さらに趣味の集まりに出かけるとか、積極的にボランティア活動に参加するなどして、とにかく人が多く集まる場所に出かけていきました。やはり、ただ待っているだけでは、なかなか良い人材には巡り会えないものです。自ら足を運んで、色々な人の話を聞いたことは、思いがけないところでビジネスチャンスにもつながったりします。ただ、そうしたチャンスを活かすためにも、人材確保が何よりも優先課題だと思い熱心に行動してみました。
様々な人脈をフル活用して、数十名の候補の中から2名を採用するところまで漕ぎ着けました。正式に採用することを決めたときには、自社に来てくれた人に対して、感謝の気持ちしか浮かばなかったことを今でも覚えています。最初に採用した人材は今でも働いていて、会社にとって一番大事な経営資源だと思っています。
しかし、会社の業務が拡大すれば、さらに人材は必要となるものです。ある程度の規模に会社が成長した時には、メインバンクに相談をし、商工会議所にも出向きました。そして、業界の枠にとらわれずに、他の業界からも人材の確保に力を入れました。
靴底をすり減らし駆け回っていく・・・熱いっすね~
人材を確保した後に大事になるのは、やはり教育の部分です。いくら優秀な人材を手に入れても、会社として人を育てる姿勢がなければ、いずれその人材はどこかへ行ってしまいます。私の会社では、上司や先輩が部下や後輩のことを熱心にサポートしてくれています。新入社員にとっても、これから先の自分を上司や先輩を見ることでイメージでき、モチベーションの向上にもつながっていると思います。
働く環境の教育が充実していれば、社員は会社や上司を信頼するものね。
良い人材に恵まれることで、私の会社で出していた本も次第に売れ始め、業界での認知度を得ました。「売上が上がらない」「宣伝が弱い」といった課題も、実は良い人材が確保できていなかったのが原因だったと今では思います。たしかな商品やサービスの提供に愚直であるほど、会社のブランドイメージもつき、人材が集まりやすくなると感じています。会社を成長させるためにも、良い人材の確保は経営的にも欠かせないのです。
今まで人材確保に関する記事が少なかったから参考になったんじゃないかな。
これから起業する人には心にとめておいてもらいたい。
たくさんの泥だらけのプロフェッショナル達によってこの国は大きくなった。
だからきっと時には恥もかなぐり捨てて夢中に走りきることが重要なのだと思います。