今回は自分の狭いテリトリー内で頭を働かせ、見事ビジネスチャンスをつかんだ若き起業家の物語だよ。
うう・・・4畳半の部屋でちゃぶ台と布団だけ並べて・・・
泣かせるぜっ。
最近の間取りはもう少し広いと思うわ。
それでは、インタビューに協力してくれたAyumuさん、簡単に自己紹介をお願いします。
Ayumuです。
もともとは接客業をしていましたが、なにか自分でも事業をおこしたいというささやかな夢が生まれ、まずは自分の家の中でできることから始めました。
私が事業を始めたのは25歳の時でした。
まだスキルも経験も身についていなく、そのためまずは身の回り近辺で行えるリスクの少ない事業から始めました。
目次
私が起業した時、特に目立ったスキルはありませんでした。
少しのバイト経験と接客業での正社員経験が2年程度のため、これといって何を商材にすべきか見えていませんでしたが、自分で起業してビジネスを行いたいという気持ちだけがありました。
当時25歳で特にお金もかからずにビジネスを始められるものとして目を付けたのがネットビジネスです。
初めはオークションサイトを中心に仕入れと販売を行いました。自分が用意できたものは、トラック一台のみで狭い自宅に仕入れた商品を置いて売却しながら経営を行っていきました。
当時はネットで売れそうな商材を探しては売る作業を繰り返していましたが、それ以外にもオークションではさまざまな商品が売れることに気が付きます。例えば、スマートフォンやゲーム機の修理や改造の技術が商品になるのです。
狭い部屋で回転数を上げて商売をしても、置ける商品数に限界があることや売れない期間は仕入れも行えないなどの問題点があったので、在庫を置かずにビジネスができる修理屋は悪くないと思い調べました。
僕のサークルの先輩とか、部室のパソコン自分で組み立ててましたよ。
あれ、お金にすればいいのに。
技術は決して専門業者に教わらなくても、インターネット上にある技術で十分修理が行えるものでした。
いままで行ってきた仕入れと同様、スマートフォンやゲーム機の使えないジャンク品を買い取り、修理して販売する仕事も始めました。修理して販売する仕事では、そこまで利益を得ることはできませんでしたが、何回も繰り返し修理を行う事でスキルが身に付き、次第に修理のみの依頼を獲得することができました。
修理のみの依頼ならば、元手は特にかからずに行うことができるので、結果的に商品の仕入れ販売と一緒に行う事で収入を上げることができました。
工夫すれば、家の中だけでもやれることってけっこーあるのね!
現在はビジネスを始めてから1年半なので、修理とリサイクル業を中心にビジネスを展開していくことが課題になっています。
ビジネスはスピードが命と言われますが、私も起業したときは何をしていいかわかりませんでした。しかし、特になにも持ち合わせていないなかでできることから始めることで、自分が思いもよらない分野でビジネスが見つかりつながっていきます。仕入れ先も初めは不特定にオークションで購入していましたが、今ではオークションつながりである程度仕入先が固定され、リサイクル業も安定してきました。
私が行っている分野は決して新しい業界ではありませんが、いざ飛び込んでみるとビジネスチャンスは多く転がっています。自分でビジネスチャンスを探してつかみ取ることができれば、どの分野でも起業をすることはできるはずです。
スキルや経験がない若い人は、その柔軟な頭をフルマックスにして考えよう。
その柔軟さはその時にしかない、かけがえのないものなのだから。
今はネットもあるし、世の中のニーズというのは結構簡単に察知できますよ。