今回は周りが就職活動の波にただ流されている中、決して妥協することなく自分の道を切り開いていった学生起業家のお話だ。
ぬぬ・・・っ!意識高い系メンズ・・・っ
今は学生で起業というのは別に珍しいことではないわ。
学生起業家向けのセミナーやコンテストは星の数ほどあるもの。
それでは、インタビューに協力してくれたkotaさん、簡単に自己紹介をお願いします。
kotaです。
もともとは周りと変わらないふつーの大学生でしたが、在学中に起業をして、現在では自分以外の人の力も借りながら経営しています。
僕が学習サービスの会社をおこしたのは、就職活動中、自分が本当に入りたいという会社を見つけられなかったからです。
「学生起業は背負うものが少ないから思い切って今やってみなさい」という、あるセミナーの先生からのアドバイスで背中を押され、思い切って一人で会社を立ち上げました。
私が起業を漠然と検討し始めたのは、大学3年生のときです。
周囲の友人たちがいそいそと就職活動に勤しむ中、私も興味のあるいくつかの企業に対してプレエントリーをして、資料を取り寄せました。大学側から50社にプレエントリーしなさいとノルマを課されていたこともあって、数多くの企業にプレエントリーしたと思います。いくつかの企業に関しては採用説明会にも参加して、インターンも経験しました。でも残念ながら、「ここで働きたい」と思える企業に出会うことはできませんでした。
多くの場合、自分の興味関心に関係なく、妥協できる範囲で就職するのかもしれません。実際友人の中には、給料がかなり低くていわゆるブラック企業と専らの噂なのに、内定をもらえたのがそこしかないからという理由で就職を決めた人もいました。
ただ私にはそんな妥協ができなかったのです。
就職活動を始めてまもなく、誰かに雇われることに対する違和感を拭えなかった私は、起業の選択肢について模索し始めました。
インターネットで「学生・起業」と入力してみると、セミナーの情報が見つかったので、私はそういったものに参加することにしました。さすがにプレエントリー数と同じ数参加することはできませんでしたが、10から20回程度説明会に参加したと思います。魅力的に感じられた講師の方には半ば強引に連絡を取って、個別にお話をうかがいました。成功した方はどの方も魅力的な方ばかりで、私がその方々の仲間入りできるかわかりませんでしたが、お話をお聴きしていくうちに挑戦する価値はあるだろうと思いました。
中でも印象的だったのは「学生起業は背負うものが少ないからやりたいようにできるし、学生ならではの観点は今しかない。起業を検討しているなら思い切って今やってみなさい」というアドバイスです。
「学生ならではの観点は今しかない。」
やばい・・・心に響く名言・・・っ!
私が立ち上げたのは、いわば学習塾のようなものです。通常は自分で撮影した動画と教材を月額サービスで配信して、依頼があれば個別指導、グループ指導、電話相談などを行います。いかに元手を少なくするか、しかし、自分の強みを活かすかを考えました。今では1人では追いつけないくらいに依頼をいただいています。
2週間という短い期間でしたが、インターンで企業の中を見られたことは非常に役立ちました。それに今思えば志望動機を書くために、数多くの企業を研究したことも自分の経営方針を立てるのに役立ったと思います。学生起業を検討している方も可能ならば、就職活動を行った方が良いのではないでしょうか。
すべては無駄ではないってことね・・・!
なんかの漫画に書いてあったけど、本当に賢い人はどんな境遇からも、どんな人間からも何かを学ぶ。
よくある言い方だけど、何かが無駄になるかどうかは結局自分次第なんだ。
大事なのはとにもかくにも最初の一歩が踏み出せるかどうか。
それに尽きると思います。