今回はフランチャイズという手法を用いて男の夢、ラーメン店を見事起業した方の物語だ!
THE 男道!!!
なぜ男というのはラーメン屋と焼鳥屋に憧れを抱くのかしら・・・
それでは、インタビューに協力してくれたTakeshiさん、簡単に自己紹介をお願いします。
Takeshiです。
12年会社員として働いていて会社が上場した際まとまったお金が入ったのですが、異動などの話もでてきたため、思い切ってラーメン店を起業することにしました。
ずっと会社員として働いていましたが、だんだん自分自身の事業もしたいと思うようになり、あるとき遠方の事業所への移動が決まったので、そのタイミングで思い切って会社を退職し、ラーメン店を開くことにしました。
目次
およそ12年勤務した会社では、ちょうど株式が上場するタイミングに居合わせたこともあり、ちょっとまとまったお金が入りました。
そこで、将来の夢として計画していた飲食店をやってみることにしたんです。実はちょうど異動の話も持ち上がっていて、それがまったく土地勘のないかなり遠方の事業所でした。単身赴任も考えましたが、思い切って起業しました。
始めるのはラーメン店と決めていましたが、フランチャイズでできるところがたくさんあるのを知り、驚愕しましたね。
ここで失敗だったかなと感じたのは、具体的な計画を練る前に退職を決めてしまったことでした。確かに、準備を考えると働きながらは無理です。しかし、方向性を決めたり研修を受けたりするところまでやってから、退職日を決めてもよかったという反省はあります。一瞬焦りましたが、もう走るしかありません。
後には引けない・・・
もはや武将みたいですね!
いろいろ考えて、あるフランチャイズのラーメン店に絞りました。
説明会に足を運び、それから個別に研修を受け、同時進行で店舗探しです。ひとつ楽だなと感じたのは、看板やメニュー、食材の仕入れ先などを自分で用意する手間がなかったことですね。オリジナルメニューを加えても良いという点も気に入っています。商標使用料はかかりますが、ネームバリューで集客が見込めるならいいと思いました。
つまり、広告費のような感覚で考えていたんです。
ところが、軽く考えていた店舗が、開店してから大変な結果になりました。
今考えてみればどうしてあの場所にしたのか自分でも不思議です。自宅からは2つ隣の市に店舗を借りましたが、まったく客が集まりません。そこは当初、ショッピングモールを建設するということで用意された土地でした。すでにテナント物件はいくつかできていて、肝心のメインになる大型店はこれから建設予定ということで期待感は高いものでした。自分の店と、他に携帯ショップやドラッグストアが早々と開店していましたが、その後が続きません。
考えてみると、車で通勤しやすいということ以外はその地域についてよく知らないことに気づきました。不動産会社ですすめられた「開発」という言葉で一気に期待だけが膨らんでいたようです。
家探しじゃないけど、できれば自分で足を運んで周囲のお店や色んな人たちを見るといいわよね。
とにかく、どうにか客を呼ばなければなりません。
周辺は住宅街なので、ショッピングモールとして機能しない限り人を呼ぶのは大変です。まずチラシを打ってみました。サラリーマンなどの男性客が見込めないので、主婦層に向けてアピールするメニューを考えました。
妻の友人達に協力してもらい、女性が好むようなサイドメニューやサービスを用意してチラシに盛り込むと、どうにか反響がありました。平日は主婦層、週末は家族や男性に向けた割引サービスを定着させて、どうにか乗り切っているうちに客の入り方も安定してきました。
結局、当初聞いていた大型店とは違う普通のスーパーが開店しましたが、周囲のテナントも埋まって今は安定しています。開発段階で一番乗りすることの厳しさを体験しました。
でも起業に失敗はつきものだからね。
そこをなんとかリカバリーしてみんな成長していくんだ。
最初が厳しかっただけあって、最近は新しいサービスをするにしてもきちんと下調べしてます。
大変でしたが勉強にはなったと思います。