領収書を数える際には、どのような単位を用いるのが良いのでしょうか。
領収書のように、1つの紙切れを表す単位としては、「枚」「通」「部」などの数え方が考えられます。
発行した領収書を、相手先に送付する際の送付状に、どのように記載するのが良いのかに悩むという人も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは、領収書の数え方の単位は、何を使用するのが良いのかということについて、くわしく見ていきたいと思います。
目次
領収書の数え方の単位は、「枚」を使用して、1枚、2枚…と数えるのが一般的となります。
すでに、金額や宛先など必要な記載事項を書き、発行済みのものについては、「通」を用いて、1通、2通…のように表すこともあるようです。
ですので、発行した領収書を、郵送する場合の送付状には、「領収書1通」のように記載するのが良いでしょう。
ただし、「枚」でも「通」でも、いずれを用いても間違いではないようです。
また、切り離された1枚、1枚の領収書ではなく、束の状態の領収書を数える際には、「冊」を用いて、1冊、2冊…と表します。
領収書の場合には、「枚」か「通」が用いられることが一般的ですが、それでは、ビジネス文書における「枚」「通」はどのように使い分けるのが良いのでしょうか。
また、同じような単位を表す言葉として、「部」や「式」というものもあります。
「枚」とは、一般的に、紙などの平たいものを数える際に使用する単位となります。
ビジネスとして用いる場合には、その紙が1枚で成立する場合に、「通」と区別して「枚」が用いられることが多いようです。
「枚」と似たような言葉となりますが、「枚」は1枚で完結するものを表し、「通」は手紙としての要素を含む場合に用いられることが多いようです。
紙以外の電子メールのような手紙も「通」で数えます。
ただし、電子メールを紙にプリントアウトした場合には、「枚」で数えることになるので、不思議ですね。
「枚」や「通」と違い、複数枚から構成された文書を表す際には、「部」を用います。
「式」は上記の3つとは少し異なり、ものの単位というよりは、一括りという意味で使われます。
そのため、「2式」や「3式」とは数えず、複数のものをひとまとめにして、「1式」として表現します。
また、「通」や「部」は同じ種類の書類を数える際に用いますが、「式」はいくつかの異なる書類をまとめて表す際に使用します。
このように見ていくと、発行された領収書を表す単位は、「枚」でも「通」でも、問題ないのではないかと思われます。
それ以外にも、上記で見たように、「枚」「通」「部」「式」の意味を区別して、使い分けられるようになっておくと良いですね(^^)