良いシェフ=良い経営者ではない!オーナーになるためにはそのための勉強が必要

マリオ教授

今回は特に自分の料理の腕だけではなく、経営の腕まで磨き続けたあるフレンチシェフの話だよ。

フレーーンチ!!

さとし君

女性のフレンチシェフなんてかっこよさMAXね!

アンナ先輩
マリオ教授
でも今までの記事にもあった通り、料理の腕だけではやってけないのが事実なんだ。
経営の勉強に力を入れた今回のゲストのやり方は1つの成功モデルとして見習ってみるといいよ。
この記事を読んで分かること
  • シェフは腕だけよくても自分の店はもてない
  • 経営の勉強にセミナーに行ってみよう
  • 自分と違う業種の人間だから、とセミナー講師を見くびるのは間違い
マリオ教授

それでは、インタビューに協力してくれたNatsuさん、簡単に自己紹介をお願いします。

Natsuです。
自分の店を持つという夢のため、フレンチレストランで修業をし、今は小さいながらも黒字でレストランを経営しています。

ゲスト
プロフィール

小さいころから自分のレストランを持つことがずっと夢でした。
ですが、周りの腕利きのシェフたちが次々と自分の店を閉店しているのを見、料理の腕だけでなく、経営を学ぶ必要性も感じ、お店を開く前は経営セミナーに通いながら勉強しました。

~周りは続々と独立、そして閉店~

私の小さいころからの夢は自分のレストランを持つことです。
そのためフランス料理のレストランで5年間働いて、独立する計画を立てていました。その計画どおりに準備を進め、国家資格である調理師免許も取得しました。しかし5年目が近づくにつれ、不安が大きくなってきたのです。
そのころになると、私の友人の中にもすでに独立した人がいました。しかし、そのほとんどが1年を待たずして閉店していたのです。その友人たちは料理のスキルが非常に高いので、私はなぜ閉店に追い込まれるのか理解できませんでした。
レストランをオープンしたときに食べにいったこともありますが、とても美味しかったことを覚えています。

マリオ教授
腕はあって当たり前。
自分の店を持つというのはさらに幅広いスキルを持つことが必要なんだ。

~セミナーにまずは行こう!~

レストランが閉店する理由を私なりに調べたところ、分かったことがあります。
それは良いシェフだからといって、優れた経営者になるとは限らないことです。レストランの経営状態を良くするには、さまざまな工夫が必要だと知りました。集客のための宣伝や仕入れ先の確保など、調理以外の面で検討しなければならないことが多くあったのです。
私はレストランで働いているだけでは、そのような知識を得るのは難しいと判断しました。インターネットや書籍で勉強をしましたが、それにも限界があるように感じました。
そこで私が選んだのは、起業を考えている人を対象にしたセミナーに参加して学ぶことです。

レストランのオーナーてやらなきゃいけないこと盛りだくさんなんですね・・・

さとし君

~あれ?意外とみんなやる気ない?~

調べたところ、そのようなセミナーはたくさんあり、特定の業界を対象にしたものも存在していました。飲食店を対象にしたセミナーもあったので、早速申し込んでみました。時間とお金に余裕があったわけではないですが、夢を叶えるためには仕方ありません。参加費用は無料でしたが、遠方であったため新幹線で行く必要がありました。
会場に着いてみると、思ったほど参加者は多くなくて空席が目立ちました。講師は経営コンサルタントで、セミナーの内容は私にとって非常に有意義なものでした。
しかしセミナー中に周囲を見てみると、退屈そうにしたり寝たりしている参加者もいて、驚いたことを覚えています。

みんなやる気があるのかないのか、よく分からないわね・・・

アンナ先輩

~講師をみくびらない!~

セミナーが終わった後に、講師にお礼を述べにいき少し話をしました。そのとき、そのような参加者がいる理由が分かりました。
無料だから参加はするけど、講師がシェフでないと分かると聞くに値しないと判断する人がいるそうです。そのような人たちは、料理と経営のスキルを混同しているのでしょう。レストランの独立で失敗する人が多い理由が分かった気がしました。

それ以降、オーナーになるには専用の勉強が必要だと肝に銘じて、必死に経営の勉強に取り組みました。その結果、小さなレストランですが独立後の経営状態は良好です。

マリオ教授

本当に強く言うけど、セミナー講師をみくびっちゃだめだ。
経営のプロフェッショナルの話はそれだけ重い。

全てのことに言えますが、周りの意見を吸収して学び続ける人はかならず成功します。
逆にその素質がない人は起業する素質はないと思います。

ゲスト
会社サポートセンター