契約した後その契約のフォローはどうなるのか?
あくまでも新規契約時の担当者は、営業の第一線の人であり、新規の商品内容にはくわしいものの、契約後の給付金請求などの事務にはくわしくないということがよくあります。
保険会社の運営上も、営業と保険金や給付金の支払い事務の分野は分離していますから、仕方がないように思います。
それぞれ分野、分野の専門に任せたほうが正確で間違いもないので、私は契約成立後の諸々は、新規契約時の担当者ではなく、直接保険会社のコールセンターなどに電話して聞きます。
営業マンに給付金の手続きを頼んだ場合、その人がたまたま、手続きにくわしい人であればよいのですが、そうでないこともありますし、ひどい場合だと頼んだことをうっかり忘れられたりして、散々な目に会うこともあります。
コールセンターはその点、給付金の手続きなどが専門の部署ですから、間違いが少ないのと、会話を録音したり、事務上の流れに沿って処理していますから、忘れられるというような最悪の事態にはなりません。ただコールセンターの場合、多くの人が経験するように、やたらと電話がつながらず待たされたり、あくまでも杓子定規な対応をされてしまいます。
営業時間も決まっていますから、時間外だったり、融通のきく対応を望む場合は、営業マンに連絡するなど、時と場合に応じて使い分けましょう。しかし何と言っても、一番は優秀で誠実な人ですので、担当者がそうであれば、その方に頼むのが良いでしょう。
これは新規の契約のときにも言えることです。最近は一社専属の営業マンだけではなく、乗合代理店で各社の商品を販売している営業マンもいますが、あれこれ比較して、自分(営業マン)にもっとも有利な商品を勧めるような人から、お客様主体の人までいます。お客様主体が当たり前なのですが、世の中そうばかりもいかない……、「結局は人です」。