正社員で働いていて辞める場合も、アルバイトやパートを辞める場合でも、退職理由にかかわらず、辞めるという意思を伝えるのは、気乗りしないものですよね^^;
退職の決意ができた場合には、できるだけスムーズに退職したいというのが本音ですよね(^^;
正社員で会社を退職する時には、退職願や退職届を提出する必要があります。
しかし、円満に退職するためには、退職願を提出するタイミングやマナーなどをしっかりと把握することが重要です。
また、正社員ではなく、アルバイトやパートを退職する時にも、退職願や退職届を提出する必要はあるのでしょうか。
そこで、ここでは、アルバイトやパートの場合の退職願の必要性の有無と、退職願の書き方と文例についてご紹介します。
また、退職願を書く時に必要になる退職理由や、渡し方についても詳しく見ていきたいと思います。
目次
一般的に、アルバイトやパートなどを退職する時には、退職願や退職届などの書類提出は不要であり、退職の意思は口頭で伝えるのみで問題ないとされています。
しかし、会社によっては、退職願や退職届の提出を求められることもあります。
そのため、会社に提出が必要かどうかをあらかじめ確認しておくことが重要です。
また、上司に退職の旨を伝えるために話があると言っても「忙しいから、また今度聞くよ」といって取り合ってもらえなかったり、退職の意を伝えても、「今、人手が足りないからもうちょっと頑張ってよ」と引き留められることもあると思います。
このように退職の話がなかなか進まない場合においても、退職願や退職届といった書面として提出することで、辞めるという意思を強く伝えることができます。
そのためにも、退職する時のマナーとして、退職願や退職届の書き方は頭に入れておきましょう。
また、退職願や退職届は、手書きとパソコンのどちらで作成しても問題はありません。
書き直しの手間が省けたり、フォーマットを用いれば簡単に作成することができるなど、パソコンで作成することにもメリットは多くあります。
しかし、退職願や退職届といった公式書類は手書きで作成するものという意識も根強く残っているため、原則では手書きで作成する方が良いとされています。
手書きで作成した方が、最後まで丁寧に取り組んだという誠意も伝えることができるので、円満に退職したい場合は手書きで作成するようにしましょう。
それでは、具体的に退職願の書き方と文例について見ていきたいと思います。
退職願や退職届を提出する際には、三つ折りまたは四つ折りにして、用紙サイズに合わせた白封筒に入れて提出します。
また、提出する際の渡し方は、手渡しするのが基本とされています。
提出するタイミングは、仕事終わり、もしくは、仕事が忙しくない時間帯で、できれば誰もいない時に渡すのが良いのではないかと思います。
手渡す時の流れとしては、以下の通りです。
手渡す際には、引き留められることもあるかもしれませんが、退職の意思が固い場合には、「すみません」「ごめんなさい」のみで通すようにしましょう。
ここで、少しでも心が揺らいだのであれば、話をしっかりと聞くのも一つの選択ではありますが、中途半端に話を聞いてしまうとうやむやにされることもあります。
1週間程度が経過しても音沙汰がない場合には、「先日の件はどうなりましたか?」と確認してみると良いでしょう。
もし、退職願を提出して退職の意思を伝えても、なかなか話が進まなかったり、却下されてしまった場合には、退職願よりも、より退職の意思が強い退職届を提出するのが良いでしょう。
それでは、アルバイトやパートの場合の退職願の書き方について、順番に見ていきましょう。
また、これからご紹介するものは、手書きの場合だけではなく、パソコンで作成する場合にも使える文例なので、ぜひ参考にしてください。
原則として、指定がない場合には、縦書きで作成するようにしましょう。
また、横書きの場合には作成する手順が異なるため、会社で指定を受けた場合には手順を間違えないように注意することが重要です。
退職理由については、会社の場合にしろ、アルバイトやパートの場合にしろ、文面はシンプルなものが一番良いとされています。
そのため、退職理由が自己都合である場合には、「一身上の都合」とした方がシンプルにまとめることができます。
一身上の都合としてまとめることが可能なのは、以下のような場合です。
中には、「上司が嫌い」「人間関係が気に入らない」などの理由から退職を選ぶ人もいるかと思いますが、その理由をそのまま書いてしまうと、会社に与える印象も当然悪くなってしまいます。
場合によっては、「それさえ改善したら続けられるよね?」と引き留められたり、周囲に知れ渡って悪影響を生む可能性もありえます。
そのため、退職理由を追求されたくない場合には、「一身上の都合」としておきましょう。
退職願や退職届は、アルバイトやパートでは必要ないことがほとんどです。
しかし、提出を求められる会社もありますので、作成の仕方は頭に入れておく必要があります。
上記の文例を参考にして、サクッと作成してしまいましょう(^^♪
また、退職理由や文面だけではなく、用紙や封筒の色・サイズ、折り方など、配慮する点は他にもあります。
お互いに、気持ち良く退職するためにも、それらのマナーをしっかりと守って、提出するようにしましょう。