退職願を作成する上で、書き方だけでなく、用紙や用紙のサイズに関しても、意外に悩むのではないでしょうか。
用紙は、基本的には、白無地または罫線があるもの(便箋)のどちらでも良いとされています。
しかし、失礼のないようにしたいと考えると、「退職願に最適な用紙って何だろう」「用紙のサイズは何が良いのだろう」とわからなくなってしまいますよね(^^;
また、罫線があるものを用いた場合の退職願の書き方や、封筒に封入するための正しい折り方など、失礼のないようにするために注意すべき点はいくつかあります。
そこで、ここでは、退職願の用紙サイズや折り方、罫線がある場合と横書きの場合の書き方などについて、詳しく見ていきたいと思います。
目次
退職願の用紙として使えるものは、白無地または罫線があるもの(便箋)の2種類です。
その中でも、退職願の作成に最も適しているのが、コピー用紙または白紙便箋とされています。
世間でのイメージとして、「退職願=白紙」と考えている人も少なくないので、白無地のものを選んでおいて間違いはないでしょう。
特に、コピー用紙であれば、売っているところが多いので用意がしやすく、余ったものを使って書くこともできるという利点もあります。
しかし、白無地のものは、書いているうちに字が曲がってしまうこともあるので、それが不安な方は罫線入りのものを選びましょう。
罫線入りのものを購入する際には、ビジネスにも使用することができるシンプルなものを選ぶことが重要です。
また、用紙サイズについては、A4またはB5のどちらかを使用するのが一般的です。
もし、手持ちの用紙がある場合には、その用紙を使っても問題はありません。
しかし、手持ちがなく、新たに用意するのであれば、B5サイズのものをおすすめします。
A4と比べて用紙サイズが小さくなるため、コンパクトになるほか、スーツの内ポケットなどにもしまいやすくなるので、スマートに受け渡しを行うことができます。
相手のことを考慮すると、サッと渡せてサッとしまえるものにしてしまうのが、双方にとって理想的だといえます。
退職願の用紙の折り方は、用紙のサイズに関わらず、三つ折りが基本です。
これよりも多く折りすぎてしまうと、受け取った側も大変読みづらくなってしまいます。
そのため、できるだけきれいに三つ折りにして封入するようにしましょう。
しかし、どうしても用意していた封筒の大きさに余裕がない場合には、四つ折りで封入しても良いとされています。
それぞれの折り方の手順は、以下の通りです。
正しい折り方ができたとしても、封入する段階で乱雑にしてしまうと、しわがついて汚くなってしまいます。
そうならないためにも、ゆっくりと丁寧に封入するようにしましょう。
退職願は、基本的には、縦書きで書くのが一般的とされています。
しかし、罫線入りのものだと横書きのものも少なくありませんよね。
そこで、今回は、横書きの場合の退職願の書き方についてご紹介します。
それでは、書き方の手順を詳しく見ていきたいと思います。
1行目の真ん中に「退職願」と記入します。
退職願を提出する日付を記入します。
宛名は最高執行責任者(社長)とし、会社名・役職名・氏名を記入します。
氏名には「様」と敬称をつけること、自分の氏名よりも上にくるように記入しましょう。
所属部署の正式名称と自分の氏名(フルネーム)を右端に揃えて記入します。
その際、自分の氏名の横に捺印します。
右端によせて、「私儀」もしくは「私事」と記入します。
この場合、どちらを記載しても問題ありません。
意味合いとしては、「わたくし個人のことで恐縮ですが」という前置きになります。
退職願を提出する場合は、自己都合の場合になります。
そのため、「一身上の都合」と記入します。
退職願の場合は、退職希望日を記入します。
西暦でも元号でも構いませんが、会社の公式書類に使用しているものに合わせると良いでしょう。
退職願の場合は、「お願い申し上げます」と願い出る旨を記入します。
最後の行は右端に「以上」と記入して、締めくくります。
退職願の用紙選びには意外と悩んでしまうものですが、原則として、白無地のものを用意しておけば、まず間違いはありません。
用紙サイズについては、A4とB5のどちらでも良いですが、B5の方がコンパクトにまとめることができ、受け渡しもスムーズなので、おすすめです。
退職願の書き方についても、基本的には縦書きですが、便箋の種類によっては横書きのものもあるため、両方の書き方を押さえておくと今後にも役立てることができますね。
上記を参考に、退職願の用紙を正しく選んで、マナーを守って作成することで、円満退職を目指しましょう(^^♪