退職日当日を迎えると、退職挨拶を一言で簡単に求められることも多いですよね。
しかし、いきなり退職挨拶を求められたとしても、どのような内容を話せば良いのか迷ってしまうことも多いと思います。
ましてや、しっかりと考えて挨拶内容を準備してきたとしても、時間がないから一言で簡単に済ませてくださいと言われてしまうと、焦ってしまいますよね(^^;
退職挨拶を一言で行う場合には、どのような内容であればしっかりと感謝を伝えることができるのでしょうか?
ここでは、退職挨拶を一言で簡単に求められた場合の注意点と例文などについて、詳しく見ていきたいと思います。
目次
そもそも、退職挨拶を一言で簡単に求められた場合でも、本当に一言で済ませてしまって良いものなのでしょうか?
主に、退職挨拶を行うタイミングは、朝礼や終礼時、送別会などになります。
終礼時や送別会などでは、長くても2~3分程度の退職挨拶を求められるのに対して、始業前の朝礼時には、1分程度の短い退職挨拶を求められることが多いです。
そのため、一言で簡単に求められた場合には、むしろ、長々と話すことはご法度になります。
いざ、退職挨拶を行うとなると、今までにお世話になったことへの思い出話を交えたくなるものですが、話す時間が長くなればなるほど、貴重な業務時間を削っていることになります。
会社だけではなく、他の社員の人にも迷惑をかけてしまうことになるので、一言で退職挨拶をする際には、簡単に短く済ませるようにしましょう。
では、退職挨拶を一言で簡単に求められた場合にはどこまでを伝えれば良いのでしょうか。
一言で感謝を伝えるためには、具体的なエピソードを交える必要はありません。
シンプルに、わかりやすく、感謝の気持ちのみを伝えることがポイントとなります。
退職理由別にまとめた一言の例文は、以下の通りです。
結婚退職であれば入籍日や挙式日、出産退職であれば出産日など、具体的な日程が定まっている場合には、その日程を最初に添えるのも良いでしょう。
結婚・出産を踏まえた今後の抱負を述べつつ、感謝を伝えるのが定番といえます。
定年退職の場合は、退職後の予定や目標を述べるのが定番といえます。
長年勤めた会社には思い入れが強く、思い出話もたくさんしたくなるものなので、挨拶が長くならないようにより注意したいですね。
上記のように、「退職理由」「今後の抱負」「エール」を一言ずつ述べるようにすると、うまく内容をまとめることができます。
これくらいの内容であれば、短い言葉でも率直に感謝の気持ちを伝えられますよね。
上記の内容をそのまま暗記してしまうのも一つの手段ではありますが、自分なりにアレンジして内容をまとめるようにすれば、より感謝を伝えることができます。
これまで、最低限の短い一言の挨拶例についてご紹介しましたが、挨拶をする場面や状況など、タイミングによっては長く話すことができる場合もあります。
無理に長く話す必要はありませんが、どうしてもこれは語りたいという内容のものがある場合には、具体的なエピソードも交えて感謝を伝えるようにしましょう。
臨機応変に対応できるように、短く一言で感謝を伝える挨拶文と、具体的なエピソードを交えてしっかりと感謝を伝える挨拶文の両方のパターンを考えておくと焦らずに済みます。
ただし、長々と話してしまうと業務時間を削ってしまうことになるので、長くても2~3分程度でまとめられると安心ですね(^^♪
また、退職挨拶で十分に感謝を伝えられなかった場合には、個々人に退職の挨拶回りをしたり、手紙を書いたりして、感謝の気持ちを伝えるのも一つの手段といえます。
場面や状況に応じて退職挨拶の長さを調整しつつ、感謝の気持ちはしっかりと伝えて、円満に退職できるようにしましょう!
ある程度の長さのスピーチをする場合には、もう少し長めに準備をしておく必要がありますね。