思いつきをビジネスに!ノウハウのないところからのスタート
今回はまさに0からの手探りで見事自分の副業を本業に変えたライターさんの物語だ。
0から・・・すごい!
副業を本業にするのはなかなか勇気がいるのよね。
だからこそ今回の記事は参考になるんじゃないかな。
- 副業を本業にするタイミング
- 執筆業は事業所のスペースをあまりとらないから法人化しやすい
- 「0からスタート」というのはメリットもある
それでは、インタビューに協力してくれたShunさん、簡単に自己紹介をお願いします。
Shunです。
もともとは学習塾に正社員として勤めていましたが、今はライティング業を本業にし会社も経営しています。
「学生起業家」という言葉が盛んにいわれ始めてきたころ、僕は大学生でした。
起業に興味はありつつも一旦は学習塾に正社員として就職。ライティング業はあくまで副業でした。ですが、ライティング業が塾での収入を超えたため、思い切って独立、ついには法人化しました。
~「学生起業家」?~
起業については大学在学中から関心がありました。日本経済新聞で新聞配達のアルバイトをしていたため、日常的に経済や金融の話題に触れることが多かったのが理由です。また「学生起業家」といった言葉が流行っていたので、自ずと会社経営について考える機会が多かったです。
ただ、当時はまだ早いと感じ、そのまま社会人となりました。都内の学習塾に正社員として勤務する傍ら、まずは休日に副業として、ライティングの仕事を始めたのが起業するきっかけになったと思います。
最初は仕事を選ばずに何でも案件をこなしていたのですが、給与ではなく「原稿料」という名目で報酬が振り込まれた時は、飛び上がるほど嬉しかったことを今でも覚えています。ただ制作業の道はそれほど甘くないと感じ、会社勤めをしつつ、週末はライター業に勤しむという生活を4年ほど続けました。
~法人化する~
ライターとして4年目になった時に、本業と収入が変わらなくなり、どちらを自分の職業とするべきか選択を迫られました。自分に会社経営ができるのか不安もありましたが、「今できることをしよう」と思い立ち、個人事業主から法人成りをする形で起業しました。
会社設立当初は、右も左も分からずに苦労をした面もありましたが、やはり「自分で事業を起こしている」といった実感は何物にも代えがたいものでした。実家が商売をしていたわけでもなく、まさにノウハウのないところからスタートをした形です。しかし、制作業という事業形態であったため、事務所スペースもそれほど必要がなく無理のないスタートが切れたと思います。
設立時こそ何でも仕事をこなしていましたが、次第に流行り廃りに左右されないジャンルで文章を書いていくようにしました。そのため、次第に経営も安定し、徐々に従業員を雇うこともできました。
すごい!ライティング業をフリーランスでやっている人は聞くけど、法人化までしたんですね!
~0からスタートはメリットでもある!~
起業の醍醐味は、「自ら仕事を作る」といった点にあります。誰かから言われて仕事をこなすのではなく、アイデア1つでどんな風にも形作れるのが会社経営の面白さです。自ら作り出した事業が他の人の仕事になり、クライアント様たちにとってもプラスにつながる流れが作れた時、とても感動したのを覚えています。
どんな会社であれ、創業当時というものはあるものです。大変な面もありますが、それ以上に社会に役立つ商品やサービスを生み出しているといった体験は、他の何物にも代えられないと思います。経験やノウハウがないというのは、裏を返せばこれまでの感覚にとらわれないということでもあります。「どんな会社を作りたいか」といった点を突き詰めて考えていくことで、経験がゼロであっても起業家として歩んでいくことはできるのです。
貴重な意見だね。
でも確かに、どんな大企業も最初は殆ど0から始まったんだ。
そして、「他とは違う新しいサービスを築いていった会社だけが大企業となった」そのことを忘れないでほしいです。