子育てしながら…周囲の理解を得て開業
今回は家族の協力のもと、自分の夢を見事叶えたマッサージセラピストさんの物語だ。
ニューシネマパラダイス「愛のテーマ」が流れてきそうね!
先輩、映画オタクここでアピールしなくていいです。
特に子供がいながら起業を考えている人に読んでもらいたいな。
- 既婚者で起業したい場合は素直に家族に相談する
- 既婚の場合、子育てとの両立が大変
- 開店時間を調整したり、家族からの協力を仰いで切り抜けよう
それでは、インタビューに協力してくれたYumiさん、簡単に自己紹介をお願いします。
Yumiです。
もともとは事務職のOLでしたが、今は自宅でロミロミマッサージのお店を経営しています。
私は大学を出たのち普通の事務職に就きましたが、早い段階から自分の好きなマッサージで起業したいと考えていました。
当初は働きながら資格を取る予定だったのですが、思ったよりも早く結婚が決まったため、思い切って会社を辞めて起業に専念することにしました
目次
~結婚前からの夢~
32歳で3歳の息子がいます。自宅の1室を改造してマッサージサロンをやっています。具体的にはハワイのロミロミマッサージをやっています。
自分で起業するのは結婚前からの希望でした。将来子供ができた時にも働きやすいと考えたからです。それから、30歳を過ぎたら自分で何か経営したいとも考えていました。
それだけ果たしたい夢だったんだろうね。
~愛すべき夫の協力~
結婚前に経験した仕事は普通の事務職です。働きながら勉強して必要な資格を取る予定でいました。
ところが、自分の計画を実行する前に結婚したため、思い切って退職したのが結果的には良かったようです。生活費は夫がいることで安心できます。
そして何より、私の夢に理解を示してくれたのが大きかったかもしれません。ロミロミを習得するのは日本でもできますが、やはり本場で習いたいと考えていました。短期の留学もあるので、夫と相談して1週間のステイで決行しました。費用は自分の預金です。独身の時の計画ではまとめて休暇を取り、半月ぐらい行こうと考えていました。ところが、実際は1週間でも難しいのが現実で、それが実行を遅らせていた原因でもあります。夫の理解は本当にありがたいと感じています。
素敵な旦那さん!
惚れ惚れするわぁ~
~子供、授かる~
現地では基本的な技術や考え方をマスターし、帰ってきてからは日本でも勉強を続けました。それから、サロンを開業したら取り入れたいと思っていたアロマテラピーの勉強も始めました。ところが、ここで予定外の事態が発生します。それが妊娠でした。
自分の計画では開業して落ち着いた頃に子供のことは考えたいと思っていましたが、これはさすがに断念するしかありませんでしたね。
特にアロマは、妊婦にとって気分を変えてくれるものもあれば使用しない方がいいものもあるので、注意しなければなりません。リフレッシュ効果があるものでも、妊娠中は気分に影響することは多くなります。
うわぁ~!
やっぱ妊婦さんて、それだけ繊細なんですねー
~家族みんなの期待を背負って大海原へ~
夫婦で話し合い、出産して落ち着いてから起業することになりました。ただ、開業に向けての準備は進んでいました。夫が自宅の購入を早めてくれたんです。
せっかくだから集客や実家からの距離を考えた立地がいいということになり、現在の場所に土地を購入して建築工事が進む間に、出産の準備も整いました。
実際にサロン開業の本格的な準備を始めたのは、息子が1歳を過ぎてからでした。会社にいた時の産休と育休が1年だったので、これは自分が勤務していた期間を目安にしています。実家の母に見てもらうことを考えてもちょうど良かったかもしれません。何度か計画が中断したサロンの開業ですが、夫の理解と実家の母に支えられてどうにかオープンしました。
~既婚者には既婚者の大変さがある~
生活費を気にせず開業に専念できたのは恵まれていると思います。ただ、やはり大変なことはたくさん出てきます。
男の子は熱を出しやすいのでしょうか。お客様の予約が入っている時の突然の体調不良は本当に冷や冷やした経験です。子どもを理由にしてしまうのは申し訳ないですし、母に任せっきりも申し訳ない気持ちになります。サロンの営業は10時から17時で完全予約制です。特に家事には響かない時間帯で、予約なので予定は組みやすいですが、子どもの病気は本当に急ですね。外で働いているお母さんは本当に大変ではないでしょうか。
自分がなってみないと分からない大変さってあるよね。
でも、それが思いやりとなって、お客様へのサービスにも後々現れてくるんじゃないだろうか。
今では息子も幼稚園に通い始め、やっと母の負担も軽くできました。
既婚女性の起業は家事や育児との両立が難しいですが、家族の協力があれば、十分出産してからも開業できると実感しています。
全国の夢見るママさんたち、頑張りましょう!