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採用試験の作文の頻出テーマ書き方を例文でポイント解説!就活対策

採用試験の選考の一環として、作文を筆記試験に導入している企業も多く存在します。

もしかしたら、作文を書くこと自体が学生に書いたきりで、書き方がよくわからないという人もいるかもしれませんね(^^;

採用試験の作文では、企業が何を求めているのかを把握して書くようにしないと、採用には結び付きにくいかもしれません。

また、採用試験の作文のテーマとして頻出のものを把握しておくこと、書き方のポイントを例文などで把握しておくことも就活対策には重要です。

ここでは、採用試験で作文を書く時に気を付けるべき点や、作文の書き方を頻出のテーマをもとに例文で採用に結び付くポイントを詳しく見ていきたいと思います。

採用試験の作文を書く時に気を付けるべき点とは?

そもそも、企業が採用試験で作文を筆記試験に導入しているのはなぜでしょうか?

それは、エントリーシートや履歴書、面接などの他の選考で把握しきれない、その人の基礎能力や性格、職務適正を客観的に見るためです。

採用担当者は、作文を読んで、文章力・表現力・構成力・論理的思考力・集中力・観察力や洞察力、語彙の豊富さなどから、総合的に判断するための材料にするわけですね。

作文を書く上では、以下の基本的なことができているのは大前提となります。

  • 丁寧な字で書くこと
  • 指定文字数の90%はしっかりと書くこと
  • 誤字脱字がないように書くこと

など

しかし、気を付けるべき点はこれらだけではありません。

就活対策として、実際に合格した人の作文の模範文例をたくさん読むことは大変良いのですが、そのお手本を丸暗記して文章を書くのはNGです。

あくまでも、採用担当者は、その人となりを詳しく知るために作文を課しているわけですから、お手本を参考に書き方を学んで、自分の考え方や性格など、個性を理解してもらえるように文章を書くことが重要です。

採用試験の作文の書き方を頻出のテーマをもとに例文でポイント解説!

それでは、採用試験においての作文の書き方を具体的に見ていきたいと思います。

採用試験の作文を書く時の基本的な流れ

  • アイデアを出す
  • 志望する業界との関連性を持たせる
  • 具体的なエピソードに結び付ける
  • 文章構成(序論・本論・結論)を考える
  • 時間配分を考える
  • 文章を見直す

作文を書く時の基本的な流れとしては、まずは作文のテーマに沿って、文章構成を考えるためのアイデアを出せるだけ出しましょう。

アイデアを出せるだけ出し切ったら、そのアイデアの中から使えるものを選びます。

志望する業界との関連性を持たせること、かつ、具体的なエピソードに結び付けられるものを選ぶことで、文章に説得力を持たせることができます。

そこから、文章構成を考えて組み立てることができたら、あとは時間配分を考えて文章を書いていくのみです。

この時、文章構成の中から時間をかけて書きたい部分を事前に考えておくと、時間配分の調整がしやすくなるのでおすすめです。

また、文章を書き終えた後に見直しを行うことで、文章構成が崩れていないかどうか、誤字脱字はないか、統一性はあるかを確認することができます。

この場合、残り時間が少ないと確認・修正する時間も短くなりますので、見直す時間も考慮して時間配分を考えることが重要です。

採用試験の作文の書き方を例文でポイント解説!

採用試験によく出題されるテーマ一覧

採用試験に出題される作文のテーマとして、頻出のものは下記の通りです。

  • 私の夢、もしくは、将来の夢
  • 10年後の自分
  • どんな社会人になりたいか
  • やってみたい仕事
  • あなたが会社に求めること
  • 会社があなたに求めると思うこと
  • 会社あるいは業界の未来
  • 私の家族
  • 学生生活で得たもの
  • 学生時代に力を入れたこと
  • これまでに苦労したこと
  • いちばん感動したこと
  • 最近気になったニュース
  • 最近読んだ本

採用試験によく出題されるテーマは、以下の3つのグループに分類されます。

  1. 自分の将来について
  2. 過去の経験について
  3. 一般社会への興味・関心について

これらのテーマから見てもわかるように、それぞれの内容について、その人の考え方や性格がわかるようなものになっています。

採用担当者が見ているのは、あくまでも文章の上手さではなく、筆跡や文章を見て、その人の生き方や、物事の捉え方・考え方、素直さや丁寧さなどを見ています。

それを念頭に置いて、作文を書くことが重要です。

作文の書き方を例文でポイント解説!

それでは、実際に作文の書き方のポイントを例文で見ていきましょう。
テーマは「学生時代に力を入れたこと」(500字以内)です。
私には、学生時代の4年間、オープンキャンパススタッフとして培ってきたリーダーシップ能力があります。
私は大学1回生の頃からオープンキャンパススタッフを始めました。
オープンキャンパススタッフになろうと思ったのは、高校生の頃にスタッフの方に親身になって相談に乗っていただいたことがきっかけでした。
もともと、人と話すことは得意ではありませんでしたが、常に笑顔で接すること、良いと思われる声かけや行動を観察して実行するうちに、人と話すことが苦手ではなくなりました。
また、大学2回生の頃にはオープンキャンパスをより良くするために先輩と議論するようになり、大学3回生の頃にはオープンキャンパススタッフのリーダーにも選ばれました。
この時には、人と話すことが得意になっていて、仲間と協力して働くこと、いろんな人と話せることの楽しさを実感できるようになっていました。
また、目の前の仕事をしっかりとこなして、周囲を観察し、何を求められているのかを考えて行動するようにしていたことが、リーダーとして選ばれた決め手だったのではないかと自負しています。
4年間を経て、培ってきたリーダーシップ能力は、私の一番の強みです。(495文字)

それでは、ポイントを絞って解説していきましょう。

私には、学生時代の4年間、オープンキャンパススタッフとして培ってきたリーダーシップ能力があります。
ポイント:「学生時代に力を入れたこと」によって、応募者が何を得たのか?
ここでは、「学生時代に力を入れたこと」の出来事を一つ取り上げて、その経験から応募者が何を得て、強みはどこなのかを聞いています。

そのため、4年間オープンキャンパススタッフとして働いたことよりも、リーダーシップ能力があることを前面に押し出すことがポイントです。

私は大学1回生の頃からオープンキャンパススタッフを始めました。
オープンキャンパススタッフになろうと思ったのは、高校生の頃にスタッフの方に親身になって相談に乗っていただいたことがきっかけでした。
もともと、人と話すことは得意ではありませんでしたが、常に笑顔で接すること、良いと思われる声かけや行動を観察して実行するうちに、人と話すことが苦手ではなくなりました。
また、大学2回生の頃にはオープンキャンパスをより良くするために先輩と議論するようになり、大学3回生の頃にはオープンキャンパススタッフのリーダーにも選ばれました。
ポイント:リーダーシップ能力が培われるまでの根拠・理由をアピールする

本論では、どのようなプロセスを経て、リーダーシップ能力が培っていったのかを証明する根拠・理由をアピールしましょう。

今回の場合は、具体的な数字は用いていませんが、数字を用いられる場合はそれも含めるようにすると、より説得力が増します。

ここで、根拠・理由をしっかりと述べることができれば、良い印象を与えられる可能性が高くなるので、特に力を入れて書くようにしましょう。

この時には、人と話すことが得意になっていて、仲間と協力して働くこと、いろんな人と話せることの楽しさを実感できるようになっていました。
また、目の前の仕事をしっかりとこなして、周囲を観察し、何を求められているのかを考えて行動するようにしていたことが、リーダーとして選ばれた決め手だったのではないかと自負しています。
4年間を経て、培ってきたリーダーシップ能力は、私の一番の強みです。
ポイント:序論で語ったことに厚みを持たせて、結論づける

最後に、結論として、序論で語ったことをさらに強調する形で締めくくるようにしましょう。

一番アピールしたい点はここであること、この強みは御社で役立てることのできるものであるということをアピールできるとなお良いです。

就活対策を万全にして、自分の強みをアピールしよう

作文をしっかりと書けるようになるために、就活対策を万全に行うようにしましょう。

作文の場合、就活対策として有効なのは、模範例文をたくさん読むことよりも、それらの例文から書き方を学び、どんなテーマであっても、自分なりの言葉で書けるように練習を積むことが重要です。

また、自分で書いた例文を第三者に添削してもらい、文章構成の癖や、表現の仕方で改善が必要な点を指摘してもらうと、より良い文章が書けるようになります。

応募した企業に自分の魅力を最大限アピールできるように、こちらの作文の書き方や例文を参考に頑張りましょう(^^♪

しっかりと、対策を行い、採用通知書がもらえた場合にも、より良い印象を持ってもらえるように対応することが重要です。