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社会保険労務士の受験資格は?高卒でも取得可能!最短合格目指す方法

社会保険労務士(社労士)の仕事というのは、労働・社会保険の手続きといった、会社において必ず必要となる業務をサポートするものとなります。

そのため、それぞれの会社において、基本的には依頼することとなる仕事なので、仕事がなくなることはないでしょう。

また、平均年収も厚生労働省の平成29年度「賃金構造基本統計調査」によると、460万円程度となっています。

社会保険労務士として、個人事務所を開業すると、より高い収入を目指すことも可能なので、興味のある方は、是非とも目指したい仕事ではないでしょうか(^^)

しかし、この社労士という仕事に就くには、国家資格が必要です。

また、国家資格なので、受験資格が必要となります。高卒でも資格取得が可能なのでしょうか?

そこで、ここでは、社会保険労務士の受験資格について、高卒でも目指す方法があるのかどうかについてみていきたいと思います。

社会保険労務士の受験資格は?

社会保険労務士試験の受験資格とは以下となります。

  1. 大学卒業者、または大学において62単位以上を習得済みの者
  2. 短期大学、高等専門学校を卒業した者
  3. 修業年限が2年以上、かつ総授業時間が1,700時間以上の専修学校の専門課程を修了した者
  4. 行政書士となる資格を有する者
  5. 公務員で労働社会保険諸法令の事務に従事した期間が通算3年以上、または行政事務に3年以上従事した者、民間企業や労働組合等で労務担当や労働社会保険諸法令の事務に通年3年以上従事した者

上記の5つとなっております。

それぞれについて見ていきたいと思います。

社会保険労務士の受験資格のそれぞれの方法は?

専修学校・短大・大卒

1~3を見ると、結局、学歴が条件になってしまいます。

この中で、一番、難易度が低いと言えば、短大へ入学し、卒業するという方法です。

しかし、この方法だであれば、まず短大を受験し、最低でも2年間通って卒業してから、社労士の資格試験を受験することになるので、少し遠回りな気がします。

行政書士の資格を取得する

社労士の資格を取得する前に、まずは行政書士の資格を取得するという方法です。

法律関係の資格ですので、非常に合格が難しそうです。

また、遠回りのように思えますが、どうなのでしょうか。

実務経験を積む

「5.」の中の方法では、民間企業で労務や労働社会保険諸法令の事務に3年以上従事するというのが、現実的ですよね。

これは、実務を経験しながら、社会保険労務士の資格取得の勉強をしていけば良いということになります。

しかし、この方法も、そのような仕事に空きがあるのか、また、そこに採用してもらえるのか、そして、実際の受験自体は3年後以降になるという懸念点があります。

高卒では社会保険労務士の資格取得には時間がかかる?

このように見てくると、いずれの方法も、高卒という時点で、遠回りをしなければ難しいように思えますよね^^;

それでは、高卒の人は、社会保険労務士になるのはあきらめるしかないのでしょうか?

高卒でも社会保険労務士を目指せる方法!

実は、上記で見てきた「4.」の行政書士の資格を取るというのが、最も現実的で、最短ルートなのです。

しかも、行政書士の資格を取得するということは、実際に社労士として働く土台作りにもなります。

そして、なんと、この行政書士の資格試験は、学歴などの条件は一切ありません

また、行政書士としての仕事は、社労士としての仕事と関わりのあるものも多いため、行政書士の資格取得の勉強自体にも非常に意味のあることとなります。

しかし、行政書士の資格取得自体の難易度が高ければ、他の方法と変わりないように思えますよね。

行政書士の資格試験の難易度は?

では、行政書士の試験自体の難易度はどのようなものでしょうか。

年度受験申込者数受験者数合格者数合格率
平成30年度50,92639,1054,96812.70%
令和元年度52,38639,8214,57111.50%

(財)行政書士試験研究センターHP

こちらは、行政書士試験の合格率ですが、過去2年間をみると、12%程度のようです。

そう考えると、それほど難易度の高い試験ではないのではないでしょうか。

ちなみに、最年少では15歳、最年長では79歳で合格しています。

行政書士の資格取得は、専門学校などに通い、高額な授業料を支払わなくても、独学でも合格可能です。

私は、資格スクエアの講座で半年くらい勉強して合格することができました(^^)

こちらの講座ですが、なんと、今だけ、50%OFFで40,000円(税込)が19,700(税込)で受講できるます。

無料体験講座もありますので、自分に合うのか試すことも可能です。

行政書士の試験は毎年8月に実施されるので、まずは、こちらの資格取得を目指しましょう。

独学でできるのであれば、在職中の方も、働きながらでも安心して勉強できます。

その後、社会保険労務士の資格取得を目指しましょう。

社会保険労務士の資格試験の難易度は?

社会保険労務士の合格率は以下となります。

年度受験申込者数受験者数合格者数合格率
平成30年度49,58238,4272,4136.30%
令和元年度49,57038,4282,5256.60%

全国社会保険労務士連合会試験センター

過去2年間では6%程度と、行政書士の約半分ですが、独学で行政書士に合格でき、重複する部分もある勉強ができたのであれば、問題なく合格できるでしょう。

高卒で学歴に引け目があったとしても、このように、行政書士の試験に独学で合格でき、その後、社労士にも独学で合格できただけの、努力・能力・知識があれば、コンプレックスなんて感じずに、社労士として働くことが可能です。

社会保険労務士の資格を取得することで、将来的も安心して働ける

会社やお店を経営している方は、「社労士の先生が…」などと話しているのをよく耳にしますよね。

会社などの経営には、必ずといって良いほど、社労士の先生は必要となります。

すなわち、社労士の仕事は世の中に必要とされているのです。

難しそうな仕事ですが、世の中の役に立ちますし、ニーズがあります。

資格の取得も、学歴不要である、行政書士に合格してからであれば、受験することも可能です。

行政書士の資格取得は、学歴不問で独学でも可能です。

資格スクエアの講座は無料でも受講できます。