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妻の反対を押し切って起業を決意…オープン時に見た家族の笑顔

マリオ教授
マリオ教授

今回は家族を大事にしながらも、どうしてもやりたい事業のために一流企業の道を捨てたエリートパパの物語だ。

僕は100%一流企業を選ぶ派です。

さとし君
さとし君

あなた何しにここに来てるの・・・?

アンナ先輩
アンナ先輩
マリオ教授
マリオ教授
家庭を持った人は家族の生活のためにチャレンジングな世界に踏み入るのはなかなか難しいかもしれない。
でも、心からの熱意と綿密な計算があるならば家族が理解をしてくれることもある。
この記事を読んで分かること
  • 家族を養っている場合、起業という道は大方反対される
  • 反対されてもむきになって離婚という話をださないように
  • 熱意と論理だった綿密な計画を見せてみよう
マリオ教授
マリオ教授

それでは、インタビューに協力してくれたMakotoさん、簡単に自己紹介をお願いします。

Makotoです。
もともとはいわゆる一流企業の会社員でしたが、今は大学時代の友達と組んで自分たちの会社を経営しています。

ゲスト
ゲスト
プロフィール

私はもともとある大手の商社で働いていました。
忙しいながらも子宝に恵まれ、家庭もこれからという時期に大学時代からの友人に「会社を一緒に経営しないか」ということをいわれ、迷いながらも非常に魅力的な計画書だったので結果的にジョインしました。

~幸せな家庭生活~

私が妻と出会ったのは大学時代。同じサークルの先輩と後輩の関係でした。
その後、私はいわゆる一流企業に就職し、妻は妻自身の希望で専業主婦となりました。仕事に追われる毎日だったので、なかなか家庭を顧みることができず、妻には随分寂しい思いをさせてしまったと思います。そんな状況でしたのでなかなか子宝には恵まれず、ようやく第一子ができたときには私は39歳、妻は35歳になっていました。
目に入れても痛くないというのはこういうことをいうのか、と実感できるくらいに私も妻も溺愛していたと思います。だから、私は妻と子どものために人生を捧げる決心ができ、ますます仕事に精を出すようになりました。
妻もまた子育てに追われながらも、いつも笑顔で私を支え、献身的に尽くしてくれました。

マリオ教授
マリオ教授
なんというか、世間でいう本当に理想的な人生だったんだね。

~一本道の人生に急に分岐点現る・・・!~

そんな状況に変化が起きたのは、それから10年後、大学時代の友人の一言がきっかけでした。
経営コンサルタントを行う会社を立ち上げるので、力を貸してくれないかというものでした。とりあえず事業報告書だけでも見せてもらおうと思い、いろいろと資料を見せてもらうと、なかなか魅力的な会社だと感じられました。
もともと興味があった分野であることに加えて、計画がしっかりと立てられていることから、私は手を貸したいと思ったのです。

ただ、そのとき私たちの子どもはまだ10歳。これからお金が必要だという時期です。

友人が人生のトリックスターになったわけね!

アンナ先輩
アンナ先輩

~「どうしてもやりたいならやってみれば?」(by妻)~

妻に相談すると、案の定、猛反対されてしまいました。
子どものことを考えると当たり前なのですが、あの温厚な妻がここまで血相を変えて怒鳴るのかと驚かされるくらいでした。妻を説得しているつもりがお互いにヒートアップしていき「離婚」という言葉まで持ち出され、私はもう無理だろうと友人に断りの電話を掛ける心づもりまでしました。
でも、なかなか電話を掛けることができずに、1週間が過ぎた頃、私はもう一度妻を説得することにしました。最終的に渋々「どうしてもやりたいならやってみれば?」と言ってくれた妻に、私は「絶対生活には困らせない」と約束して、その日のうちに友人に力を貸すと電話を掛けました。
長い交際期間の中で、あれほどまでもうダメかもしれないと感じたことはありませんでした。

「離婚」かぁ~。
はたから見るには面白いけど本人達からしたらたまったもんじゃない、て感じなんでしょうね。

さとし君
さとし君

~ついにオープン!妻の反応は・・・~

その数か月後、私たちはようやくオープンに漕ぎつけました。
当日、正直なところ、私は妻に睨まれるのではないか、と心配していたのですが……、「行ってくる」と告げた私に彼女は笑顔で応じてくれました。そして「あなたのことを信じているから、無理しないで」と一言言ってくれたのです。
今はまだ起業の選択肢が私たち家族にとって良い選択だったのかはわかりませんが、家族の笑顔をなくしてしまわないように全力を尽くしていくつもりです。

マリオ教授
マリオ教授

やりたいことがあっても家族をないがしろにするのはやっぱりよくない。
きちんとした熱意と論理だった計画をみせれば、逆に協力してくれるかもしれないよ。

一流の企業にいたときには分かっていなかったですが、起業して自分は色んな人たちに支えられているんだと改めて気づかされました。

ゲスト
ゲスト

有限会社の設立