お昼は白米と海苔だけ?!コツコツと資金を貯めて起業
今回は見事無借金で会社を興し、今も経営を続けている、節約社長のお話だ。
ケチ、てことっすか?
会社において無借金ほどいいことはないわ。
それに経営をしてから事業資金は多ければ多いだけ良いし・・・。
- 会社をおこすならまず身の回りから節約を
- 「無借金」に越したことはない
- 会社おこす前の節約術は起業後も役に立つ
それでは、インタビューに協力してくれたShinobuさん、簡単に自己紹介をお願いします。
Shinobuです。
もともとは大手商社で働いていましたが、収入はほぼ貯金して自分の会社の事業資金に回しました。
私が起業を考えたのは大学時代です。
ただ、最初から無借金で持続力のある会社にしたかったので、あえてまずは大手の企業に就職して、自分の会社の事業資金を貯めるべく必死に貯金しました。
~徹底した節約術、すべては「目標」のために~
起業をする時には、一にも二にも資金が必要です。
事務所の家賃や従業員の給与、設備や備品を購入したり、会社を宣伝したりするための広告費なども必要です。私はまだ「どういった会社にするべきか」考えていた時から、とにかく節約をして起業のための資金作りをはじめました。起業時に銀行や日本政策金融公庫などの金融機関から資金を借りるといった方法も検討はしたものの、「できれば無借金で経営したい」という気持ちが強かったためです。
家の電気をこまめに消したり、お風呂の水を節約したり、多少の距離であれば電車やバスを使わずに歩いて目的地に向かったりしました。昼食はできるだけ自炊し、朝や昼などもおにぎりを作って毎日過ごしたものです。会社を興すまでの4年間は、ひたすらそういった暮らしを送って、資金を貯めていました。自分の人生の中で、あれほど白米と海苔を大量に消費した時期は他になかったかと思います。
職場の同僚や友人・知人といった人たちは、そういった私を見て「大丈夫?」と声をかけてきてくれましたが、会社を興すといった明確な目標があった時に自分は強かったと思います。むしろ、目的を持って毎日を過ごしていたため、気持ちの部分ではとても充実していたと感じています。
そして、節約の甲斐あって、会社を興した時には金融機関から借り入れる必要はありませんでした。
みなさんぜひとも見習いましょう。
~その10円、20円が会社を左右するかもしれない~
また、長年の節約術によってお金に対する考え方もしっかりと身につき、無駄な支出などをしなくなったのもメリットだといえます。
友人の1人からは、「昼食代の10円や100円をケチって、どうする」とも言われましたが、その10円や100円が企業にとっては大事なお金です。事業資金が多ければ、それだけ競合他社に差をつけることができます。また、世に知られていない商品やサービスを展開する時には、どうしても会社の持久力というものが必要です。会社にとっての持久力は、他でもなく事業資金そのものだといえます。
む、胸に突き刺さるっ!
僕も家計簿アプリ使おうかしら・・・(´;ω;`)
~白米と海苔だけで過ごした日々があったからこそ・・・~
起業をしてからの苦労は人並みにしたと思いますが、それでも無借金で経営できていたため、「いつでも止められる」といった心持ちでいられた部分は大きかったです。
あまり気負い過ぎずにビジネスを始めたことが、今日まで会社経営を続けていられる元になっていると思います。自分のアイデアを商品にして、お客様にお届けするといった一見、当たり前に思えることでも、設立当初も今も感慨深いものがあります。
白米と海苔だけで過ごした日々があったからこそ、今があるのだと強く感じています。
たしかに色々気負いながら経営をすると思いきったこともできないものね。
会社をおこすならまず銀行で借りて、という方法を当たり前に考えちゃいけない。
できるかぎり自分のやれる範囲内のことはしておこう。
まず経営者自身がきちんとお金回りしっかりしていないと会社も傾いちゃいますしね。