【完全外注化】会社設立1年目はスタッフ0人がベストな理由
今回は人件費のコストを浮かすため、雇われスタッフ0人で会社を経営している方の記事だ!
0人!?
そんなの可能なんですか??
固定スタッフを雇わなくても、単発の仕事は外注することも可能よ。
色々と創意工夫をして、コストは最低限にしよう。
- 固定スタッフを雇うとどんなリスクがあるのか
- まずは自分一人で回せないか検討する
- 一人では難しい単発の仕事ができた場合は外注を考える
それでは、インタビューに協力してくれたTsuyoshiさん、簡単に自己紹介をお願いします。
Tsuyoshiです。会社設立して8年目です。
最初は幾人か従業員を雇っていましたが、今はほとんど一人で回しています。
社長の1つの醍醐味と言えば、スタッフを使いまわすことです。
言い方は悪いですが、他人を使役するというのは非常に快感です。
他人を使えるのが、社長の最大の特権と言っても過言ではないでしょう。
そんな快感を得るために会社設立をしたのが筆者でしたが、今ではスタッフ0人で会社をやっています。
何故かというと、会社経営という観点で考えると固定スタッフを持つ事は非常にリスキーだから。
実際、固定スタッフをとったことによって手に入れたのは快感だけでしかありませんでしたし。
ただ、場合によってはやっぱりスタッフがないと仕事が回らないのではないかと思う人もいるでしょう。
個人的経験則としては、スタッフ0人の方が仕事は回ります。そして会社も良くなります。
では一体なぜそう言い切れるのか。今回の記事ではそこを詳しく紹介していきましょう。
目次
固定スタッフはリスク
冒頭でもお伝えしましたが、固定スタッフを手に入れる事は非常にリスキーです。
なぜリスキーなのか紹介していきましょう。
モチベーションが落ちる
固定スタッフを雇うと、毎月の給料を払うことになるのですが、その給料分を回収できるかというのが最大の難点です。
会社設立1年目は辛いことが非常にたくさんあります。社長だけでなく、そのスタッフも辛さを共有していかなければならないのですが、社長と違ってそんなに覚悟があるわけではありません。
そのため、高確率で固定スタッフのモチベーションが落ちていきます。
モチベーションが落ちると、仕事の能率が悪くなるので、支払った分の固定給の分だけ働いてくれなくなりみす。筆者も痛い目にあいました…。
どうしてもモチベーションは下がってくる。
スタッフに甘えが生じる
会社設立1年目の雰囲気は特殊なものがあります。少し言い方は悪いかもしれませんが、部活的なノリも結構あるので、固定スタッフといえども甘えが生じてきます。
つまり自分の仕事に対する責任感が薄れてしまうので、責任を全うして仕事をやり切るという意識が薄れ、戦力にならないケースが多いのです。
給料を払えなくなる可能性も
これは経営者側の問題ではあるのですが、売り上げが上がらなかった場合、固定スタッフに対して給料が払えなくなる可能性もあります。
固定スタッフは給料が払えなくなるなんて微塵も思っていませんから、払えなくなった場合は相当に怒ってきます。
筆者の場合はSNSに拡散されそうになりました…。
給料が払えない事態になると、あなたに大きな痛手をもたらすことになるのでご覚悟を。
給料払えなくなったら確かに僕も怒ります!!
スタッフ0人で会社を回すには
このようにスタッフを持つ事は使役の快感をもたらす以外に、相当なリスクがあります。
これに気づいてから筆者はずっとスタッフ0人で会社を回してきましたが、非常に円滑に回っています。
ではどうすれば1人で会社を回すことができるのか。詳しく紹介していきましょう。
まずは自分で回せるか再検討
まずは本当にスタッフ0人で回せるのかどうかを再検討しなくてはいけません。
事業によっては人手がないと、絶対無理な場合もあるでしょう。梱包作業など、単純な作業は人手がいないとできない場合があります。
そして常に毎日スタッフがいないと回らないことも多々あるので、どれくらいの頻度でスタッフがいて欲しいのかを考えてみてください。
毎日8時間必要なのであれば、スタッフ0人は諦めたほうがいいです。
一方で、毎日必要ない or 1日数時間位いればいいなら、スタッフ0人は大いに可能でしょう。
在宅可ならクラウドソーシングを使う
自分だけで事業を回すのが良いのですが、やはり少しでも人手が必要な場合はあります。
そんなときにおすすめなのが、クラウドソーシングで一時的にスタッフを雇うということ。つまりは固定にするのではなく、臨時スタッフとして雇うのです。
クラウドソーシングの場合は、在宅可能でできる仕事だけ外注化することができます。会社に来てもらわなくてもできる仕事なのであれば、クラウドソーシングを使いましょう。
なお、クラウドソーシングは激安で仕事を依頼できますので、在宅は少し難しい作業であったとしても、少し工夫して在宅で出来るようにしてあげれば、相当にリソースを浮かすことができますよ。
在宅不可ならジモティーを使う
もし在宅では難しい仕事なのであれば、ジモティーを使いましょう。
ジモティーとはあなたの近くで暇な人を集めることができるサービスです。
クラウドソーシングよりも少し高めになってしまいますが、普通にアルバイトを雇うよりも簡単に安く雇えます。
そして後腐れなく1回きりのバイトをお願いできるので、会社に来てもらわなければできないことや対面でなければできないことをお願いする場合は、ジモティーを使ってみてはどうでしょうか。
今はあえて単発で働きたい人も多い時代ですもんね!
スタッフ0人の注意点
筆者はここまでスタッフ0人を貫いてきましたが、全く最初からうまくいったかと言われればそうではありません。
やはり少しだけ苦戦したこともありますので、最後に注意点として解説していきます。
タイムラグが生じる
臨時スタッフとして誰かを雇うのであれば、タイムラグが生じることを意識しておかなければなりません。
つまりはジモティーやクラウドワークスを依頼したとしても、その日のうちに成果が手に入るわけでは無いのです。
募集や各種やりとりに時間がかかるので、実際に仕事をやってもらうための下準備に2〜3日かかると思っておいた方が良いでしょう。
下準備込みで外注するほうがお得か、吟味すべきってことですね!
マニュアルは小学生にもわかるように
臨時スタッフは今まで全くあなたと仕事をしたことがない人です。
だからこそ、1から仕事を教えなければなりませんが、説明の時間がもったいないのも事実。そのため、マニュアルを作っておくことをおすすめします。
誤解を恐れずにいうと、クラウドワークスやジモティーでスポットの作業系の仕事を好む人は、めちゃくちゃ能力の高い人ではありません。
どちらかというと、しっかりと説明をしなければ能力を発揮できないタイプの人が多いので、小学生でもわかるようなマニュアルを用意するようにしてください。
しっかりと理解さえできれば、ボーダー以上の仕事をする人は多いので、これさえ読めば小学生でもできる!というようなマニュアルを作り込んでおくことが必要です。
逆を言えば、マニュアルさえ用意しておけばいろいろ依頼できるようになるので、スタッフ0人型経営がめちゃくちゃはかどりますよ。
以上「【完全外注化】会社設立1年目はスタッフ0人がベストな理由」でした。
大手チェーン店のように、作業の効率化のためにはマニュアルは非常に重要。
最初は大変でも、長く使えるような分かりやすいマニュアルをきちんと作っておこう。
逆に外注を視野に入れると、事業の幅も一気に広がります。
便利な時代なので、活用してみるといいですよ。