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内定辞退怖い人へ!電話など連絡方法や対処法について・注意点は?

就職活動をしていて、一番怖いと感じるのは、内定を辞退する時ですよね。

最初から、第一志望の企業だけに内定をもらったのであれば辞退する必要はありませんが、複数社から内定をもらった場合には、内定辞退をしなくてはいけません。

最近では、内定辞退の旨をメールで伝えることが増えてきましたが、基本的には、電話で内定辞退をするのがマナーです。

しかし、電話では採用担当者と直接話をすることになるため、「電話で内定辞退を伝えるのが怖い」「内定辞退をして会社から怒られたくない」と懸念する人も多いと思います(^^;

内定辞退は、電話などの連絡方法や対処法について、誠心誠意を込めて正しく対応すれば、怒られることなく穏便に済ませることができます。

ここでは、内定辞退が怖い人に心強い、電話などでの内定辞退の連絡方法や対処法、注意点などについて、詳しく見ていきたいと思います。

内定辞退が怖い!内定辞退を伝えると怒られるの?

内定辞退をするのが怖いと感じてしまうのは、新卒の人が多いかもしれません。

確かに、一度いただいた内定を辞退するわけですから、「企業に迷惑をかけてしまう」「内定辞退をして怒られないだろうか」と不安に思う気持ちもわかります。

ただ、就職活動は、複数の企業に応募するのが一般的であるため、複数社から内定をもらうこともあります。

それは、内定を出した企業もわかっていることなので、内定者の中から辞退者が出てくることも想定内です。

そのため、内定辞退の旨を伝えたからといって、怒られることはほとんどありません。

しかし、以下のように内定辞退をした場合には、企業から怒られる可能性があります。

  • 内定承諾後、入社ギリギリになって辞退の連絡をする
  • 内定辞退を「お祈りメール」の文面に合わせて伝える
  • 内定辞退の連絡をしない

そもそも、内定辞退の連絡をしないのは論外ですが、内定承諾後または内定式出席後、入社ギリギリになって辞退の連絡をすると、企業に多少なりとも損害を与えてしまいます

また、内定辞退を「お祈りメール」の文面に合わせて、「貴社のこれからの一層のご活躍をお祈り申し上げます」と添えて送った場合にも注意が必要です。

こちらについては賛否両論がありますが、応募者と企業の立場を考えれば、応募者が企業の活躍をお祈りするという書き方は、失礼に当たります。

内定辞退が怖い、怒られたくないと考えている場合には、上記のようにマナー違反だと思われる可能性の高い行動は避けることを意識しましょう。

最悪の場合、企業から内定辞退者に対して損害賠償を請求される可能性もあるため、内定辞退のマナーを守って、誠心誠意を持って伝えることが重要です。

電話などで内定辞退の連絡方法や対処法・注意点についてご紹介!

内定辞退をした企業とは今後関わりを持つことはないといっても、企業から怒られたくない、できれば穏便に済ませたいと考えるものですよね。

ここでは、内定辞退をした時に怒られないようにするための連絡方法や対処法、注意点について、ご紹介します。

内定辞退の連絡方法として、最も丁寧な方法とは?

内定辞退の連絡方法として、最も丁寧なのは、電話とメールの両方で連絡をすることです。

この時、先に電話をかけて内定辞退の旨を直接伝えることが重要です。

順序が逆になってしまっても問題があるわけではありませんが、内定辞退の連絡をする前に採用担当者が内定辞退のメールを見てしまった場合、かなり気まずいですよね。

そのため、電話をかけて採用担当者に内定辞退の連絡をした後に、メールで内定辞退についてのお詫びの連絡を再度入れるようにしましょう。

二度手間に感じるかもしれませんが、それだけの手間をかけて内定辞退の旨を丁寧に伝えることによって、採用担当者に感謝とお詫びの気持ちをしっかりと伝えることができます。

トラブルを避けたいと考えている場合には、電話からメールの順番で、内定辞退の連絡をするのがおすすめです。

内定辞退を伝える時のマナーとは?

内定通知の受け取りから1週間以内を目安に辞退の旨を伝える

内定辞退の連絡は、内定辞退を決断したらできるだけ早く連絡することが重要です。

内定辞退の連絡をすること自体は、内定承諾後または内定式出席後でも、入社の2週間前までであれば辞退することができると法律で認められています(民法第627条第1項)。

しかし、内定承諾後は企業側も入社に向けて着々と準備を進めるため、あまりにギリギリの連絡になってしまうと、多少なりとも損害を与えてしまうことになります。

内定辞退を決断したらできるだけ早く連絡することがベストですが、トラブルを避けたいのであれば、内定通知の受け取りから1週間以内を目安に辞退の旨を伝えるようにすることが重要です。

迷惑になる時間帯の電話は避ける

内定辞退の連絡はできるだけ早くすることが重要ですが、会社が多忙になる時間帯に電話をかけてしまうと迷惑になる可能性があります。

特に、以下のようなタイミングに電話をかけると、社内がバタバタとしていることが多いほか、採用担当者が席を外していることもあるため、注意しましょう。

  • 始業時間前後
  • 昼休憩前後
  • 就業時間前後

内定辞退の連絡をする際には、これらのタイミングを避けて電話をかけることが重要です。

内定辞退の理由は明確にしておく

内定辞退の連絡を電話で行った場合、今後の選考の参考にするために、採用担当者から内定辞退の理由を聞かれることがあります。

内定辞退の理由を伝えづらいと思って、あいまいな返事をしてしまうと、あらゆるトラブルを生む可能性があります。

トラブルを避けるためにも、内定辞退の意思がしっかりと固まっていること、内定辞退の理由についても伝えられるように明確にしておくことが重要です。

この時、会社のマイナスポイントを指摘するような内容のものではなく、自身が実行したいことや適性が他社の方が合っていた、と説明すると受け入れられやすくなります。

内定辞退をした時の企業からの対応への対処法とは?

企業から呼び出された場合にはどうしたらいい?

内定辞退の連絡をした場合、企業から呼び出されることが稀にあります。

しかし、「内定」を下した段階では、応募者と企業の間に正式な雇用関係は成立していないため、企業からの呼び出しに応じる義務はありません。

また、呼び出しに応じなかったからといって、損害賠償や罰則が発生することはないので、呼び出しに応じたくない場合には、毅然とした態度で断りましょう。

同じ大学からの採用は出さないと言われた場合は?

内定辞退の連絡をした場合に、採用担当者から怒り口調で「ここで内定を辞退すれば、君と同じ大学からの採用は出さないけどいいのか!」と言われる場合も稀にあります。

特に、新卒の人が採用担当者からこのようなことを言われてしまうと、「内定辞退をしたらいけないのかな」「取り消さないといけないかも」と不安になってしまいますよね。

しかし、内定辞退者と同じ大学だからといって、優秀な人材までもを内定者から外してしまうと、結果として、大きなデメリットとなるのは企業側です。

そのため、採用担当者が脅しまがいに「同じ大学のやつは二度と採用しない!」と言われたとしても、気にしないようにしましょう。

内定辞退の連絡は、正しい対応をすれば怖くない!

採用担当者は、内定辞退者が出ることも考えて、採用人数よりも多めに内定者を出していることがほとんどです。

内定辞退の連絡がくることも想定内であることが多いため、内定辞退をしたら怒られるのでは、と心配する必要はありません。

むしろ、内定辞退を伝えにくいからといって、いつまでも内定辞退を伝えずに先延ばしにしたり、辞退の旨をあいまいに伝えることの方が、トラブルを引き起こす原因になります。

内定辞退の連絡が怖いと感じてしまう人は、上記を参考に準備をすることで、怖さをなくしてしまいましょう(^^♪