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健康保険証の再発行日数はどれくらいかかる?その間の病院はどうする

万が一、健康保険証を紛失してしまった場合は、非常に焦りますよね。

焦る気持ちはわかりますが、個人情報の記載された、身分証にもなる大切なものなのになります。

そのため、まずは、紛失に対して、適切な対応を行う必要があります。

そして、再発行をしてもらう必要があります。

健康保険証がないと、病院での診察際に非常に困りますよね。

健康保険証のおかげで、医療費の負担は、通常3割になっていますが、これが10割負担になりますので、非常に高額となってしまいます。

そのため、紛失してしまった場合には、再発行を行いますが、日数がかかりすぎると、その間に病院に行く必要があるとどうなるのでしょうか。

そこで、ここでは、健康保険証を紛失した場合に、再発行にはどれくらい日数がかかるのかについてや、その間に病院に行くにはどうすれば良いのかについて見ていきたいと思います。

 

 

 

保険証の再発行の方法と必要な日数は?

健康保険証の再発行の方法は、加入している健康保険によって異なります。

健康保険証は、大きく分けると3種類に分かれます。

その3種類とは以下となります。

  • 社会保険
  • 国民健康保険
  • 後期高齢者医療制度

社会保険の健康保険は、会社員の人などが加入しているものとなります。

国民健康保険は、自営業の人などが個人で加入しているものとなります。

後期高齢者医療制度とは、75歳以上の人と65歳以上で一定の障がいがあると判断された人が加入するものです。

それぞれによって、再発行の方法と再発行にかかる日数は異なるので、分けてみていきたいと思います。

 

 

 

社会保険の健康保険証の再発行は?

社会保険に加入している人が健康保険証を紛失した場合は、加入のときと同様に、再発行の手続きは勤務先の会社を通じて行います。

この際に、「健康保険被保険者証再交付申請書」という書類の提出が必要となります。

会社から、健康保険証の発行元(健康保険組合や全国健康保険協会など)へ再交付を申請します。

そして、受理された後に、会社へと交付され、そこから手元に渡るという流れになります。

そのため、再発行には、入社時に健康保険証を渡されたときと同じくらいの日数が必要となります。

通常は、1週間~10日程度は見ておく必要がありますが、4月など、健康保険証の発行数が多い場合には、それよりも日数が必要になることもあります。

 

 

国民健康保険の健康保険証の再発行は?

国民健康保険に加入している人が健康保険証を紛失した場合は、加入の手続きのときと同様に、ご自身で、市区町村役場の担当課(年金課など)で再発行の手続きを行います。

即日発行してもらえる場合もありますし、後日、郵送にて数日後に届けられる場合もあります。

再発行の手続きには、本人確認書類やマイナンバーなどが必要となります。

また、郵送でも手続きできる場合もありますが、自治体によって異なりますので、ホームページなどでご確認ください。

再発行に必要な日数は、市区町村によって異なります。

 

 

後期高齢者医療制度の健康保険証の再発行は?

こちらも、上記の国民健康保険と同様に、市区町村役場の担当課(年金課など)が再発行の窓口となります。

手続きについても同様で、再発行までの日数についても、市区町村によって異なります。

 

 

 

 

再発行されるまでに病院へ行く場合どうする?

国民健康保険のように、窓口で即日再発行される場合には、再発行までの間に、病院に行く心配をする必要はありません。

しかし、社会保険のように、会社を通じて郵送で手続きをするとなると、数日間は健康保険証が使えません

そうすると、その間に病院へ行く必要があるとどうなるのでしょうか。

 

一旦医療費を全額自己負担する

保険証を持たずに、病院で診察してもらうとどうなるのでしょうか。

この場合は、一旦、医療費を全額自己負担することになってしまいます。

もちろん、後日、保険証と領収証を持っていけば、保険負担分を返金してもらうことができます

しかし、一旦、負担するお金がなかったり、できれば、保険で受診できるほうが良いという方もいらっしゃるかと思います。

そのような場合には何か方法はないのでしょうか。

 

健康保険被保険者資格証明書を取得する

そのような場合には、「健康保険被保険者資格証明書」というものを取得します。

これは、保険証が届くまでの間に保険証の代わりとして使用できる書類となります。

取得する方法は、会社で申請してもらう方法と自分で申請する方法があります。

しかし、会社で申請してもらうと、会社から郵送し、郵送で会社に送り返されてきたものを受け取るという流れになります。

そうすると、健康保険証自体の再発行を待つのとあまり変わらないことになってしまいますよね。

ですので、健康保険証がなくて困っている場合には、早く手に入れるために、自分で申請を行うのが良いでしょう。

会社の所在地を管轄する年金事務所の窓口に、「健康保険被保険者資格証明書交付申請書」と本人確認書類を持っていけば、即日発行してもらうことが可能です。

健康保険被保険者資格証明書交付申請書は、窓口にもありますし、年金事務所のホームページからダウンロードすることも可能です。

この手続きにおいて、注意すべき点は、管轄の年金事務所と、書類に記載する必要のある「事業所整理記号」「事業所番号」を会社に確認しておくことです。

「健康保険被保険者資格証明書」を発行してもらうことができれば、健康保険証が再発行されるまでの間、健康保険証の代わりとして、病院で診察を受けることが可能となります。

 

 

 

 

保険証を紛失すると再発行やその間の病院の診察に困る

万が一、健康保険証を紛失してしまうと、手続きに非常に時間を取られてしまいます。

再発行だけでなく、紛失したものを悪用されないために、紛失届を含め、いろいろな届け出が必要となります。

また、再発行を依頼しても、時間がかかってしまう場合もあります。

その間に病院へ行く必要があると、非常に困りますよね。

あとで医療費が戻ってくるとはいえ、医療費の全額負担は、一時的にでも非常に大きな出費となってしまいます。

そのときに応じて、適切な手段をお伝えしましたが、一番重要なのは、紛失しないように、大切に保管や所持しておくことです。